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【呪術廻戦】五条悟と破綻女子【R18】

第1章 初恋は破綻する。







硝子に連絡してから、どれくらいたっただろうか。

硝子の指示でゆらは人気の無い公園に隠れる様に蹲っていた。




(怖い怖い怖い……。)

音なのか、声なのかも分からないモノが、ずっと耳の辺りで呟いている。

少し気を抜くと、身体が勝手に動こうとする。




まるで操られるかの様に、ゆらを死へと導こうとする。




この感覚をゆらは知っていた。




昔、同じ様に異形の姿の呪いに憑かれた事があった。

あの時もゆらの身体は勝手に動いて、小学校の屋上まで自分の足で向かっていた。

そしてそのままフェンスを乗り越えようとして、ソコでアイツが現れたんだ。




ゆらは思い出しそうになる記憶に、ぎゅっと目を瞑った。

(しっかりしろ私!硝子さんが来てくれるまで絶対死ぬもんか!!)




そう自分に言い聞かせて、震える身体を自分で抱き締めた。



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