第1章 甘夜に溶ける月
このままの好きにさせてやっても良いのだが、やはり少しばかりは苦痛に歪む表情も楽しみたかった。
途端に薬売りはの頭を両手で抑えつけて、激しく揺さぶった。
「ぅぐっ!?んっ…!うぅんっ!!」
は、何が起きたか分からない様子で苦悶の表情と化し、つらそうに呻いて生理的な涙を流す。
「零したら…容赦しませんぜ。」
薬売りは一気に自身を、の喉奥まで捩じ込む。
「んうっ!?むっ…!」
「くっ…!」
「ぅ、んんーーーっ!!」
迸る白濁の熱が、の喉を灼く。
早く飲み下さないと、呼吸が追いつかない。
は酷く噎せ返りながらも、何とかその白濁を飲み切った。
それどころか、はいまだ口内に絡みついている白濁までも、名残惜しそうに全て舌で嘗め取り、自分の唾液と共に飲み込む。
今のにとっては、その独特の苦味と匂いですらも、更に自分を虜にさせる甘露なのだ。
「上出来、ですよ。」
薬売りは、の頭を優しく撫でてやった。
ふと気付けば、今まで触れてすらいなかったの花弁からは、尋常でない程の愛蜜が溢れ、太腿まで濡らしていた。
薬売りは、を寝かせると膝を掴んで大きく脚を開かせた。
花弁はおろか内腿も、大量の愛蜜で余す所無く濡れそぼって艶かしく光り、蜜壺はなおも攣ついて愛蜜が溢れている。
「口淫だけで、こんなに濡らして…ふしだらな人だ。」
「もぅ…嫌ぁ!」
薬売りは、の紅く熟れた花芯を強く唇で吸い上げ、時折、舌先で嘗め上げる。
「あぁん!はぁん…っ!」
蜜壺にも吸い付いて、とめどなく溢れる愛蜜を何度も啜り、喉を鳴らして飲み下してやる。
突然、薬売りはの脚を引っ張り、腰を高く持ち上げて蜜壺に舌を沈める。
そうしての顔を見下ろせば眼が合った。
「嫌っ…!?あぁあああーーー!!」
しかし羞恥を感じるよりも先に、刺激を待ちわびてすっかり敏感になったの蜜壁は、薬売りの舌がより深くを這っただけで果ててしまった。