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依々恋々 -Another story(under)-

第17章 気持ちのベクトル



 ✜

「ジウっ好き、はぁ...愛してる」

すでに幾度かジウの体内に熱を放っているシャンクスの額に浮く汗の水滴が飛び散った。

「ジウ、名前っ」
虚ろになってきている漆黒の瞳を覗き込み、呼んでくれ、と懇願する。

「っぅ、あ、シャンっシャンクスっ!シャンクスっ」
「うっぐ、」
幾度も上下する薄い腹をグッ、と大きな掌で押す。

「そっれ、やっ!ダメっなの」

おかしくなっちゃう、と彷徨う両手を掴み、腹と掌の間に挟んで、さっきよりも少し強く押し込む。

「ダメ?イイだろ?」
「っあっや...ギュッてしちゃっいやぁ」
ググ、と更に押し込む。

「なあ」
ゴリ、と抉る感触に、ああっ、とジウに覆い被さるように蹲る。

「ジウの膣を埋めてんのは、誰の何だ?」
ピタリと合わさるカラダに挟まれた指先で、ココ、と臍の少し下をグッ、グッと押す。

「ナニ入ってんのか、言えるだろ?」
「ぁ、あう、のっシャン、のっがっ」
「俺の、なんだ?」
どうしてもソレをジウの口から言わせたいシャンクスは、しつこく問い質した。

「俺の、ナニが入ってんだよ」
「その、あ、ペニス、がっああっ」
まあ、ジウにしては上出来か、と蜜を纏いながらもザラついた肉壁を張った亀頭の縁で擦り上げる。

「ちゃんと、刻んどけ。コレが自分のもんだって」
「あっやっだめっダメ、ダメ」

中はペニスで、外からは大きな熱い掌でポイントを掴まれ、イヤイヤと首を振るジウ。
中に滴り落ちる先走りは、シャンクスの腰使いによって蜜壺で泡立てられ、出入りの度に卑猥な音を立てながら掻き出されている。

イク、イク、とうわ言のように繰り返す唇を舐める。

ビクンッ!と高く上がるジウの腰。
その勢いで抜け出たソレに太い血管が蠢く。
掴んだ手の跡が腰に残り、胸元や脇腹に無数の鬱血痕を点すジウの身体に白線が飛び散った。

「あっあつい...」
虚ろな目でそう言ったジウの身体を撫で回す。
「んやぁ」
粘着質な液を刷り込むように手が這う。

「ナカも外も、ぜーんぶ塗れちまったな」

ジウに付着する自身の体液を塗り拡げながら、気持ちいいな、口角を上げるシャンクスの亀頭から、たら、と余韻を垂れ落とした。

             end
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