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依々恋々 -Another story(under)-

第15章 Envy



「よかったのか?」
「キリが無いもの。時間がある時は聞いてあげたいけど、今は、ね」

待たせてごめんね、と手を合わせるジウ。

「そ、れもだが」
「?」
「話してよかったのか?俺の事」
少し置いて、うん、と頷いた。
「誤解されるようなことがあっても、『違うよ』って言えば、わかってくれる人だから」
それに、と微笑むジウ。

「もう、怖くないから」
それは、と見つめるシャンクス。


「誤解されても、今度はちゃんとわかってもらえるまで『違う』って言う。それでもわかってくれない人より、あなたといたいもの」

向かいに掛けて、照れた微笑みを浮かべるジウに駆け寄る。

「なにっ?!」

驚いているジウを力いっぱいに抱きしめる。

「好きだ」
「うん。好きよ」
「愛してる」
「私も、愛してる」
「愛してる、愛してる。好きだ」
「うん。ふふ、わかってるよ」
苦しいよ、と背中に手を回す。

その後も、好き、大好き、愛してる、を繰り返すシャンクス。

「ね!もう、わかったからっご飯にしようよ!」

愛の言葉を盛大に降り注がれ、恥ずかしそうにするジウ。

その後も、二人でお風呂を済ませ、ベッドに入ってからも、美味しいご飯を作るジウが好き、笑った顔が可愛いジウが好き、いつまでもスキンシップを恥ずかしがるジウが好き、俺を好きなジウが好き、とジウが眠り果てるまで、シャンクスはジウへの愛を語り尽くした。

            END
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