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依々恋々 -Another story(under)-

第15章 Envy


いつもより少し浅いところでゆっくり動く。

動きに慣れてきたジウの瞳と視線が絡む。

僅かに動く唇に、動きを止めた。

「ご、めんね」
「何だ、急に」

ギョッ、として固まったシャンクス。

「せっかく一緒にいてくれるのに、電話してたから」
ん?と少し考える。
「構ってほしかったんじゃないの?」
「、あー」
間違っちゃいない、とシャンクスは少し目線を泳がせる。
「男の子と電話してると思ったから、嫌だった?」
「俺が勘違いしただけだ。ジウは悪くねぇ」
ゆるゆると止めていた動きを再開する。

「ふふ、可愛い」

髪を撫でられたシャンクスは細い腰を掴む。

「男に可愛いなんて言うもんじゃねぇ、ぞっ」

どちゅっ、と浅いところから勢いよく奥底まで埋められる。

「ああっ!」
「甘ったるくシてやってもいいがなっ、生憎、今日はっ泣きじゃくってよがり狂うジウが見てぇ!」
「だっだ、め!そこッグリグリしちゃっ...やっ、」
「だめだよなぁ...すぐイッちまうもんな!」
「やっいやっ!ゆっ、くりしてっ」
「そりゃそれでっ生殺しだろ!」

強く打ち付けられる動きにガクガクとジウが震える。

「いっちゃ...イッちゃう、ダメ、ダメなのっ」
震える体で腕を掴むジウを責め立てる。
「イッていいっ俺も、そろそろっ」
撫でられた背筋がゾクゾクとして反る。

「やぁああっ!」
「ぅあっ、ぐっあっああ」
内壁のうねる動きにビクビクと射精が始まった。
碌な隙間もないナカに吐き出されていく白濁。
ピタリと触れ合う隙間に滲んでいく互いの精液を感じながら、息を整えた。

 ✜

「うん...うん。わかるよ。うん、でも彼は違うって言うんでしょう?」

キッチンで電話しながら調理をするジウ。
ダイニングテーブルで操作するパソコンの時計を見る。
いつもなら、とっくに食事を始めている時間。
しかし、ダイニングテーブルにはパソコンとシャンクスの携帯のみ。
イヤホンで通話するジウが、溜息をついた。

「ごめん、また改めて話は聞くから今日はもういい?彼に食事を出したいんだけど」

え、と顔を上げた。

「そうよ。うん、じゃあまた。おやすみ」

ふう、と一息ついたジウが、ごめんね、と食事を運んできたので、パソコンを閉じる。
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