第15章 Envy

ぬるり、と侵入してきた舌を吸い上げ、なんとか届く位置にあるシャンクスのトレーナーパンツを脱がせる。
蹴り脱がれたそれに下着のウエストテープを掴んで引っ張る。
なかなかうまく脱げないそれに、しびれをきらせたシャンクスが、キスをやめぬまま、器用にジウの手を取って脱がせることに成功した。

痺れるほどに絡み合っていた舌が解けると、おもむろに身体を下げたシャンクスを目で追う。
開かれた口の中の白い歯をぼんやり眺めていると、さっきまで絡み合っていた舌が、ショーツの腰紐を掬い上げた。
鋭い犬歯で噛んだまま引っ張る。
もう一方の結び目も歯で解くと、銜えたまま引っ張り上げるので腰を上げる。

パッ、と開かれた歯から抜き取られたショーツが落ちた。

ストッキングを留めるベルトに伸ばされたジウの手を取ると、指を絡めて繋ぐ。
そのまま、身体を脚の間に潜り込ませ、太腿にキスをした。

「っふぁあっ！」

ぬろ、と突然秘部に這う柔らかな熱。

「やっ、んんっひゃあっ」

柔らかく熱いシャンクスの舌がぬるり、と行き来する度に、ビクビクとジウの肢体が跳ねる。
脚を肩に担ぎ上げ、絶妙な強さの指先で、ストッキングとガーターベルトの間の柔肌を撫でる。
止め処なく溢れる露を啜り、柔らかい内部まで丁寧に舐めあげると、最後に固くした舌先でつん、と陰核に触れた。

「ああっ！」

ビクッビクッと腰を跳ねさせ、んんー！と身を捩る。
少し間をおいてフッとジウの力が抜けた。


「イッたな」
ぼんやりとした漆黒の瞳の横にキスをして、火照ったからだを撫でる。
「ほぐしては無いが...充分濡れてるだろ」
先走りを垂らしながら脈動するソレを掴んで、てらてらと濡れ光る筋に宛てがう。
「んぅ」
濡れて滑るのを支え、何度も裏筋を擦り付ける。
「入れるぞ」
コクッと頷いた頭を抱きかかえ、ゆっくりと進める。

「あっあっ」
「よしよし、いい子だ」
もう少しだぞ、と安心させるための嘘をついて、膣底に向かう。
角度を変えるためにゆっくりとジウに伸し掛かると、背中に手が回された。
トン、と亀頭に触れる感触に止まる。
ジウの様子を窺いながら少し腰を進めると、ビクッと震えた。

「痛かったか？」
「ぅうー」

僅かに頷いた頭を撫で、そっとキスをする。