依々恋々 -Another story(under)-
第15章 Envy
「今日はまた、ずいぶんとイヤラシイの着てるな」
捲り上げた膝丈のプリーツスカート中を見て、少し、シャンクスの口角が上がった。
「ヤキモチ焼きだなんだと言ってくれたが、🌸も可愛い顔してつけてる下着は結構スケベなのが多いなぁ」
「〜っ、スケベじゃないもんっ!可愛いでしょっ」
かわいいねえ、とスカートを脱がせて下着姿の🌸を押し倒して覆いかぶさると、首裏からトレーナーを脱ぐ。
「ほら、ケツ上げて見せろ」
「色気も素っ気もないんだから...」
呆れる🌸をうつ伏せに寝せ、腰を引き寄せた。
「ガーターベルトってのをこうじっくり見ることはなかったなぁ」
なるほど、と太腿の黒いレースで縁取られた赤の布を撫でる。
「ああ、この腰のベルトで留めるのか」
構造をしっかりと確認すると、揃いの柄のショーツを撫でる。
「んっ」
「紐パン...これ、結んでるだけか?」
こくん、と頷いた🌸。
「期待されてた、と思っていいか?」
ニヤリ、とするシャンクス。
「っパンストが無かっただけだもん!」
「殆ど露出なんかしねぇくせに、脱がせるとこんなにえっちなもんが拝めるなんざ、堪らんな」
「っスケベ!」
ぷい、と顔を背けてしまった🌸を転がして頬にキスをする。
当たる無精髭が擽ったい、と肩を竦める🌸。
「なぁ」
「ん?」
見上げる唇にキス。
「前の男にも、見せたのか?」
コレ、と胸元のチャームを弄るシャンクス。
「この下着?最近買ったやつだよ」
可愛いでしょ?と首裏に腕を回す🌸。
「気に入った?」
「剥ぎ取っちまいたい程度には」
小さい頭を抱き込み、背中のホックを外す。
「ス...前の彼が見た下着はもう無いよ」
ギラリ、と向けられたブルー・グレイの奥底に煌めいた嫉妬の炎に、言いかけた名を飲み込んだ。
「サイズ、合わなくなっちゃったんだもん」
少し照れたように言う🌸の腕から抜き取ったランジェリーをまじまじと眺める。
「そういやぁ...」
カップ部分の布を確かめ、ふむ、と言う。
「薄くなったな」
「面と向かって言われると恥ずかしいんですけどっ?!」
それ単体には興味がない、というように、シャンクスはチャーム付きのブラジャーをポトリと床に落とした。
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