依々恋々 -Another story(under)-
第2章 解放
フーッ、フーッと食い縛った歯の間から漏れる息。
「ゆ、許して、くれっ」
握ってきた手で激しく扱かれる。
「何を許されたいの?」
「アッアッアッ」
ピタ、と止まった刺激に、ンンッ!と唸る。
「シャンクスは、何をしたの?」
何をした、と聞かれて考える。
「わからないなら、イっちゃだめよ?」
また、そう言って刺激を繰り返す🌸。
手で緩く扱く亀頭に、タラ、と唾液を垂らす。
🌸の手の動きに、クチュクチュと音がついて、さっきから垂れ出ている露が全体に絡む。
「むっむりやり、はぁっ抱こうと、しった」
「それは、2週間我慢したでしょ?」
それなら、と暗闇で考える。
「が、まんできなくて、一人でっシた!」
「そこは介入しないって言ったでしょ。ふぅん、でもしちゃったんだ」
刺激は止めずに、シュルと解かれる手の拘束。
「目隠しは、そのままね」
視界を奪われた状態のシャンクスの手を取ると、はい、とソレに触れさせる。
「あ?」
「して見せて」
ぽかん、と開いた口から、はぁっ?と発せられる声。
「見ててあげるから、自分でして?」
「ばかっ!ふざけるなよっ」
「じゃあ、これでおしまい」
そう言いつつ、🌸はまたシャンクスの手を背後で縛ろうとする。
「っわかった!するっするから、もう縛るな」
なんとも半端な刺激をちょこちょこと繰り返され、限界だ、と🌸の要求を受け入れる。
「これ、取ったらだめなのか?」
ベッドに膝立ちになって、目隠しに触れる。
「だめよ?取るなら縛るけど?」
無茶苦茶だな、と深く息を吐いて、ソレに手をかける。
「うあっ!」
握り込むだけで、ピク、と跳ねる亀頭。
いつものやり方で慰める。
「んっんっんんっ🌸っ!」
「なぁに?」
クセで呼んでしまった名前に返事があって、熱くなった体が震える。
「ハッ、ハッ、ん、んんっ」
握る力を少し強くして、手を早める。
「ふぅん、そうやってやると気持ちいいんだ」
🌸の声にさえ反応する。
視界が遮られているのいいことに、体が素直になる。
「これでイかなかったら、許してあげる」
「あ?ッうっ」
耳元で聞こえた声。
「ソッコやめっ!あっぁう」
剥き出しの亀頭から裏筋をツウ、となぞったのはどうやら固くした舌先。そのまま先端の窪みを抉られる強い刺激に欲が吹き出した。