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依々恋々 -Another story(under)-

第11章 Drager



「あっジウんナカ、っすげぇあついっ」
蕩けそう、と目を潤ませるシャンクス。
大きく張り出した鋒が奥へ奥へと開いていく。

「ジウ、ギュッてして」
奥に収めきると、甘えるような声を出すシャンクスの逞しい体に抱きつく。
膝を立て、上に乗ったジウを抱きしめ、ん、と息を詰める。
「少し、激しくしても、いいか?」
「どうぞ」
キツかったら言え、と長く息を吐く。

「あっあぁん」「ぐっんん、んっんっあっ!」
いつもと違う感覚に、ぴん、と足が張る。
ガッチリと腰を両手で固められ、下からの突き上げに揺さぶられる。
「ジウっ、またっイクっ!出る、出るぅっ」
ドクン、と強い脈動を奥で感じる。

くたり、とベッドに沈むシャンクス。
何も映さない瞳で、ぼーっとシーツを眺める。
「大丈夫?」
赤らんでいる頬を優しく撫でると、ン、と目を閉じる。
「す、まん」
ハァ、と乾いた唇から出てきたのは謝罪。
ゲホッ、と噎せる声に、シー、と唇を撫でる。
「辛いのは、シャンの方でしょ。落ち着きそう?」
「わ、か、らん」
まだ熱を携えて収まるソレ。
「収まりそうにないね」
溜息をついて、ぐしゃりとまた髪を掴む。

「ジウ、もういい。充分だ」
顔を擦って、ふっ、と早く息をつく。
「キリがない。あとは、自分でなんとかする」
ありがとう、と頬を撫でる手。

「できなかったから、呼んだんじゃないの?」
「えっ」
ギクリ、と止まってしまった手を握る。
「本当は、自分でなんとかしようとして、どうにもできなくて呼んだ?」
揺れたブルー・グレイが真実を携えている。
情けない顔で目を逸らすシャンクスの頬にキスをすると、ムクリと起き上がった体に抱きつく。

「全部、受け止めてくれるのか?」
「他の女の子にぶつけたい?」
首に腕を回して笑うジウに、ゆるゆると首を振る。
「ジウじゃなきゃ、勃ちもしない」
「ふふっ。女冥利に尽きるセリフね」
可愛く笑うジウの額にキスをする。

「『もう充分』ってほどに抱かせてくれ」
「いつも十二分なほどに愛されているけど?」

緩く弧を描く口元の髭を撫でた指先にキスをした。
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