依々恋々 -Another story(under)-
第11章 Drager
靴で踏むことも躊躇いそうな柔らかな絨毯が敷き詰められた床。
ベッドの傍らに膝を付き、彼の脚の間から見上げる。
「っああっ、あ!クッ...ハァッんんっ!...っふ、ぐ、あああっ」
ベッドの縁に腰掛けた彼の顔を隠していた手が、くしゃりと赤い髪を掴む。
「ィっく!ぁああっあっ、」
ブルブルと悶え震えている姿を見上げる。
「っふぅっ!んんっん、ぁソコっそこッいい」
ビクビクと跳ねた腰がググッと持ち上げられて、亀頭を喉奥に突き立てられる。
キュ、と舌と喉で吸い上げると、あああっ!と髪を振り乱して内腿を痙攣させる。
「ぐぁっ、んっ🌸っ🌸!🌸!」
ガクガクと震えている腰をゆらゆらと揺らしている。
「ぁっいっイクッ!でるっ出る!」
肩を押し返す腕に力は入っていなくて、喉の奥に直接注ぎ込まれる。
「っああぁぁああ!」
喉奥に伝う熱を、ゴクリ、と飲み下した。
出したものと唾液とでベタベタになっているソレは、吐き出しを終えても今なお興奮している。
「飲む、なよ」
はあ、と熱い吐息とともに頬を包む手は熱い。
飲むな、と言われたので備え付けのティッシュを手に取る。
ゴクリ、と喉を鳴らしてから咳き込む彼に、お水飲む?と備え付けのデカンタからグラスに注ぐ。
ベッドに腰掛ける彼の横に座って差し出すと、いっきに飲み干す。
「🌸、ここ、来い」
グラスをヘッドボードにおいて、自分の太腿を叩く。
「俺が、🌸の声も、聞こえなくなったら、首でも絞めろ」
「何言ってるの?」
両足を跨いでベッドに膝立ちの姿勢のまま、驚いて見下ろすと、苦しげに顔を歪ませる。
「我を、失うかもしれない」
フーッ、と吐き出される吐息。
「こんなことで🌸を傷つけたくないっ」
でも、と腰を引き寄せる。
「🌸じゃないとっ治まらないっ」
キャミソールの下で、ゆっくりと背中を撫でる熱い手。
プツ、と外された下着が緩む。
押し上げられた乳房が襟ぐりから溢れ、色づいた頂が顔を出す。
勢いよくしゃぶりつくとジュルジュルと吸い上げる。
「やっんんっ」
チュバ、と吸って、ぺちゃ、ぴちゅ、と舐める。
出したばかりなのに、反り返ってぺたりと腹につく楔に手を掛けて扱き上げた。