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依々恋々 -Another story(under)-

第8章 BathRoom


ふに、とまだ少し泡の残る胸を揉まれ、ん、と声を漏らす。
硬い乳首を指先が掠めると、ああっ、と前屈みになった。

「ジウ、ひどく敏感じゃないか?」
耳を甘噛みするメロウな声に、吐息が揺れる。
「期待してたのか?」
誂う声に、違う、と後ろを睨んだ。
「その、生理前、で...」
唇を噛むジウに、なるほど、と優しく乳首を捏ねる。
「確かに、いつもより芯があるな」
「んん、言わなくていいのっ」
状況を言葉にされると感じるくせに、と柔らかい尻に熱を擦り付ける。

「ジウ、手で、できるか?」
両方の胸の突起を片手の親指と小指で弄りながら、空いた手で誘導する。
握ったそれをかすかに力を入れた手で刺激する。
「ん、上手だ」
気持ちいい、と耳に唇を寄せる。

「ふあっ!」
「っぁっくぅ!」
耳元の吐息に震えたジウに握り込まれ、奥歯を噛みしめる。
「ジウ、ちょっと強い...」
「ぁ、ご、ごめんなさいっ」
敬語になるジウの柔い内腿を指先で擽る。
「ひゃっん、やんっ」
「ジウ、続けろ」
ゆるゆると腰を擦り付け、シャワーヘッドを手に取った。
コックを捻って互いの体にまとわりつく泡を洗い流すと、湯気が浴室に充満する。
右手で片方の乳房を下から持ち上げ、シャワーを向ける。

「やっあぁああっ!」
ビクビクと体を震わせるジウ。
シャワーのお湯とともに、体に手を這わせる。

「流してるだけだぞ?」
指先でなぞり、掌で泡を払う。
「ちゃんと、流さないと」
「んんっ、や!い、いいっ自分で、するっ!」
イヤイヤ、と首を振る。
「背中とか、流し残すかもしれないだろ?」
むに、と少し強く柔らかい尻の肉を摘む。

「ジウ 」
不服そうな顔を覗き込んで微笑む。
「洗いっこしよう。ジウの番だ」
シャワーを握らせ、ほら、と腕を広げる。
「からだ、洗ったじゃない」
「ジウに洗ってもらってない」
「なによ、それ」

体への刺激のせいか、お湯で体を温められたせいか。
頬を紅潮させたジウは、ん、と下唇を噛むと、手にしたボディタオルで泡立てた泡を手に取った。
「背中向けて」
「ん、」
体の向きを変えて背を向ける。
「動かないでよ」
「え?」
ふに、と背中に触れた柔らかな感触に、向かいの鏡の自分と目が合った。
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