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依々恋々 -Another story(under)-

第1章 帰ってきちゃった酔っ払い


こんなナカに挿入れたら保つものも保たない、と掌の蜜をベロリと舐め取る。
吹き上げが収まってもなおヒクついている蜜口。

虚ろな目で力なく倒れるジウを覗き込む。
「大丈夫か?」
ゆるゆると左右に振られる頭。
「ダメか」
苦笑気味に聞くと、コクン、と頷く。
「気持ちよかったか?」
ゆっくりとした息を吐き、またコクンと頷いた頭を撫でる。
「よかった」
微かに震えている体に、今日はもう休ませてやろう、と布団を引き寄せる。

「ぁ、」
「どうした?」
抱き上げた頭の下に腕を差し込み、ゆっくりと撫でる。
「もう、シない?」
残る熱をどうしようか、と思案していたシャンクスは、え?と見下ろす。
「いや、辛いだろ。からだ」
酔っている上にあんなにキツくイかされて、満身創痍のはずだ。
火照っている頬を撫でて、狭い額にキスを一つ落とす。

「無理するな」
「無理じゃ、なくて...その、い、れてほしいって言ったら、困る...?」
首どころか胸元まで赤くなって見上げるジウ。
ゴメン、と俯く頬を掴んで持ち上げる。
「ダメか?って聞いたら、うん、つったろう」
「でも、まだ疼いてる」
体を擦り寄せて、治めて、と首裏に腕を回す。

「どこで覚えてきた、そんなセリフと仕草」
苦笑いしてジウを抱き直す。
「そんなことされちゃ、抱かずにいられないだろ」
困った子だ、と猛る熱を滑らかな肌に擦り付ける。
熱い吐息で目を閉じるジウの瞼に口づけ、態勢を変えて、背後から抱き込む。
「ジウ、四つん這い」
前に手をつかせ、ゆっくりと収める。
掴んだ腕を後ろに引き寄せると、ん、とジウが胸を反らせた。
「ぁっ、わ、んんっ」
ゆるゆるとしたシャンクスの腰の動きに下唇を噛む。

「噛むな、切るぞ」
片手で両腕を掴むと、背後から伸ばした手で頬を撫で、指を二本、口に含ませる。
「咥えてろ」
緩やかだった動きが少し、早くなる。


「あっぁんん」
「 っはぁ、あっ」
ビクッと震えた腰を一時止め、ふー、と長く息を吐いて再び振り下ろす。

「ジウ、気持ち、いい、な」
頷いて同意するジウに強く腰を打ち付け、最奥で弾けた熱で震える体をなんとか腕で支えた。

深夜の冷えた空気に、2人が吐く熱い息が曇った。

                end
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