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依々恋々 -Another story(under)-

第5章 HOTEL XXX


ジウの背をベッドにつけ、ついた膝でギュッと腰を挟む。
ローブの裾から手を入れ、素肌に手を這わす。

「んっ」
下着をつけていない胸を揉むと、ボタンを外していく。
前を払って体を晒すと、恥ずかしそうに顔を逸した。
体を抱き上げて、胡座を組んだ上に乗せる。
背中に手が回ったのを確認してテレビのリモコンを手に取ると、後手に電源を入れた。
「わっ!」
ギュッと抱きつくジウ。
少し振り返って見ると、跪いた男が、ベッドに腰掛けた女優を脱がせている。
するりと女優の肩から服が滑ったのを見て、同じようにジウのローブを脱がせた。

男が女優のブラジャーを掴み上げる。
その間、ジウの耳にキスを繰り返すと、んん、と身を攀じった。

ショーツ一枚になったところで押し倒される女優。
頭を支えてジウをベッドに寝せた。

いきなりのしかかった男に激しくキスをされ、少しの抵抗を見せる女優が腕を掴まれて悶える。
ジウの柔らかい唇に優しくキスを繰り返し、拘束するかわりに手触りのいい内腕に手を滑らせて指を絡めて繋ぐ。

男が、胸を掴み上げて、舌で激しく責め立てている。
添えるようにジウの胸を持ち上げると、猫のような仕草で優しく舐め上げた。
激しく喘ぐ女優に対し、押し殺した声で震えるジウ。

男が剥ぐようにショーツを脱がせる。
ジウの下着に手をかける。

いや、と声が重なった。

画面内では、止めようとする手を払って、無理やり押さえつけて脱がせている。
体を固くしているが、抵抗は見せないジウの内腿にキスをしながらショーツを引き下ろした。

『気持ちよくしてやんだから大人しくしてろっ』
画面からの声にビクッと震えたジウ。
引っ掴んだリモコンでブツッ、と画面を消すと、見上げる潤んだ目に微笑みかけた。

「ああいうのは、愛してる相手に言うもんじゃない」
求められれば別だけどな、と繋いだ手にギュッと力を込めると、ホッとしたように表情を和らげて握り返してきた。
「こわいシャンクスは、やだ」
ギュッと瞑られた瞼に優しくキスをして、いつも通りな、と小さな口を舐めて湿らす。

「ジウ、キスしよう」
少し照れた顔で頷いて見上げる頭を支えて、濡れた唇にキスをした。
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