依々恋々 -Another story(under)-
第23章 Trick and Treat??
「っ🌸っ」
「誰が名を呼んでいいと言ったの」
前がひらけたシャツから覗く胸板を、パシリ、と叩く。
「いけない子。しつけちゃおうかしら?」
つ、と胸に指を滑らせてシャツを捲る。
「手をほどいちゃダメよ」
「っぅ」
小さく声を漏らしたシャンクスにニンマリと笑い、🌸は硬くなっている左の乳首を右手の指先で撫で回した。
「んんっうっ!」
ビクビクッ!と揺れたシャンクスの腰を、グッ、と尻で押し付ける。
「はぁっ、シスター、戯れが過ぎるのでは?」
「お互いさまじゃない?
神聖なシスターを穢したのは、あなたが先でしょう?」
よいしょ、と腰に腕を回すと、カマーベルトを外そうとする。
「これって、どうやってつけてるの?」
素で聞く🌸に、腰のところに留め具がある、と教える。
スナップとホックを外し、スラックスの留め具も外す。
ぐいぐいと下着と一緒に引き下ろそうとする🌸に、少し腰を浮かせた。
ブルン、と飛び出た陰茎。
「かわいそうに」
す、と指先で反り返った裏筋を撫でられ、ピク、と腰が揺れる。
「つらいのでしょう?」
「っああ」
ピタ、と止まった指先。
🌸に目線を向けると、じっと見つめてくる。
正直、(めんどくせぇな)と思いながらも、愛おしい彼女のためにテイを崩さないよう努めた。
「シスター、代わりに祈ってくれないか?
愛欲に溺れた男に...加護があるようにと」
「そうですね。その役目、私が賜ります」
濡れた唇が鈴口に触れ、ぬるり、と温かく包まれた。
祈り、と言った奉仕を懸命に遂行している🌸の髪を撫でる。
時折、様子を窺う目線と絡み合う度に、微笑む。
「んむ、」
ジュル、と吸い上げる音で解放させると、🌸は顎に垂れた液を手で拭った。
伸ばした腕の間に素直に収まると、背中に腕を回して、肩に額を付けた。
「痛みがあるようでしたら、すぐに仰ってください」
チラ、とこちらを見た🌸と笑い合う。
「ん、」
狭いな、といつものことながら、様子を窺いつつ、埋めていく。
「んくぅっ!」
いつものように、一定入れきると、🌸は苦しそうに唸った。
待たせる言葉も発しない🌸は、頬を真っ赤に染め、震える赤い唇からわずかな吐息を出すだけだった。
✜