• テキストサイズ

依々恋々 -Another story(under)-

第23章 Trick and Treat??



 ぴちゃ じゅるっ ちぅう

ちゅばっ、と音を立てて口を離した乳首は、びしょびしょに唾液を纏っている。

「なんでブラジャーしてねぇんだ」
そこにあるはず、と思っていた布が無い胸を揉む。

「ん、あの、ストラップが見えちゃうから...」
はぁ、と艶めかしい吐息をついた🌸を見上げる。

「とてもカミサマに仕えるシスターの顔じゃあねぇな」
クスクスと、ニヤニヤと笑いつつ、ピンと立った乳首を指で弾く。

「んぁ」
ビクッ、と体を震わせた🌸。

蝶ネクタイをしゅるりと襟から抜く。
シャツのボタンにかかった手を掴まれた。
「ぬ、いじゃ、ダメ」
お願い、と潤んだ目で見上げる🌸。

「今夜は、そういうのがお好みか?」
「メガネも外しちゃだめだから」

気に入ったのか?と、目の前の谷間に顔を寄せる。

「えっちなシスターだ」
「ううっ」
唇を噛んで目を潤ませる。

「もしかすると、少し、期待してたか?」
誂った目線を向けると、フルフルと首を横に振る。

「ち、ちがうっ」
「わかっていたはずだろう。こうなることくらい」
「そ、れは」
下唇を噛む🌸。

「だって、」
顔を背けられ、こっち向け、と頬を掴む。
いや、と抵抗され、なんでだ、と覗き込もうとする。

「🌸」
「ううっ」
チラ、と一瞬こちらを見て、ん、と目を閉じる。

「なにが嫌なんだ?」
鼻梁からずり落ちるメガネを押し上げると、あ、と切ない顔で見上げてきた。

「ん?」
チラ、チラと目を背けたり向けたりする。

ははぁ、と笑う。

「男の、こういう仕草が好きなのか?」

曲げた人差し指の第二関節の脇で、メガネのブリッジを押し上げる。

「ァ、う、うん」
恥ずかしそうに、コクリ、と頷く。
「あんまり、見ないし...」
こういう格好も最近は、とシャツの胸部を撫でる掌を取り、一つ、キスをする。

「🌸には敵わねぇなぁ」
くっ、とメガネを押し上げ、これでいいか?と笑いかける。

「🌸、」

薄紅に染めた頬で見上げてくる🌸の瞳を見つめ、パチン、とストラップの留め具を外した。

 ✜
/ 164ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp