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依々恋々 -Another story(under)-

第23章 Trick and Treat??



「ん、いたずら完了!」
「っはっふ、ぅー、はぁはぁ」

床に笑い転げているシャンクスは、ひいひいと息を荒げた。

「っあー、死ぬかと思った!」
涙を溜めた目で、してやられたなぁ、と跨る🌸を見上げる。

「で?なんの仮装なんだよ?」
よいせ、と上体を起こし、あぐらの上に座る🌸の腰で手を組む。
シャツとリブパンツを脱いで、ソファの近くの通勤鞄と共に置かれていた布製のバッグから取り出したものを被って目の前に立つ🌸。
徐ろに跪くと、目を閉じて手を組んだ。

「主よ。感謝します」

ウィンプルを被り、目を閉じて祈りをする姿は、まさにシスター。
だが、その服は修道女とは程遠い。

白の高襟のすぐ下からは細い布が三本伸びているだけで、細い肩とまっすぐに伸びた鎖骨が丸見えで、谷間が覗くほどの高さである胸部分の布を引き上げている。

ハリと艶のある黒い布は、体にピッタリと沿っていて、🌸は膝をついて立っているのにその裾は床についていない。
その裾を前、横、後ろと4等分するスリットからは、まぶしいほどの白い太腿が覗いていて、そこには見覚えのあるガーターベルト。
それに引き上げられている黒のストッキングは絶妙に薄い。

「こういうのはお嫌い?」
ピラ、とスカートの裾を捲る🌸に、四つん這いで近づく。


「ああ、シスター。懺悔を聞いてくれ」
ふふ、と笑った🌸は、再び目を閉じた。
「ええ。聞きましょう」
あってるのかな?と僅かに笑う唇に指先で触れる。

「愛おしい人がいるんだ」
「愛する人がいることは、素敵なことです」
「ああ。だが、彼女はその身を神に捧げているらしい」
「あら。それは」
「だから、ここで神様とやらから奪っちまいたい」
「それはいけません。神がお怒りになります」
「知るか。神は信じねぇんでね」
「ちょっと、きゃっ!」

懺悔ごっこを勝手に始めて勝手に終わらせたシャンクスは、軽々と🌸を抱き上げ、寝室のベッドに組み敷いた。

「カミサマなんか勝手に怒らせときゃいい」
ガーターベルトに指をかけ、するりと首裏に手を回す。

「あっ、」
予想通り、そこにあるホックを器用に片手で外すと、はらり、と胸部の布が垂れ下がった。

「いや、」
真っ赤になった🌸の胸が、ぷるり、と揺れた。
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