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依々恋々 -Another story(under)-

第21章 求めている...



「あっお、う」
くぐもった声で、待った、をかけられ、舌先だけで愛撫していた目の前の立派な陰茎を咥え込む。
待ってなんかやるものか、と揺れだした腰に抱きついた。

「すげぇイイ...」

もっと、と言うように動く腰に、より、強く抱きつく。
以前は余裕を見せていたシャンクスも、最近は、素直に快楽を求めたり、気持ちよさそうに目を閉じていたりする事もあって、自分だけじゃないんだと嬉しくなる。

なにか、もっと...と快楽に繋がりそうな事が出来ないかと考える。
胸には手が届かない。
手を握る?
何か、もっと刺激的なことをしたい。
陰嚢に触れてみようかと思ったが、どうにも手が届きそうにない。

どうしようかな、と彷徨う手を脚に掛ける。
ちょっとくすぐってみようか、と鼠径部を擦る。

「っそこっスリスリ、するなっ」

聞こえたシャンクスの声に余裕は無さそうで、くすぐったさに笑っているというよりも、フーッと長く吐いた息で耐えているようだった。

くすぐるように撫でていたのを、マッサージするように少し力を入れる。

「ああっ」

ビクッ!と揺れた体に、ニヤける。

(弱いんだ)

片方は優しく擦り、もう片方はグッグッ、と力を入れて揉む。
もちろん、口での愛撫も忘れない。

「くぁ、」
ブルッ、と体を震わせる。

「ふっ、ん出るっ!」

キツく握られた拳。
ぷはっ、と口から解放した陰茎に絡みつく唾液と先走り。
口に溜まった唾液を、ゴクリと飲み込んで顎に伝う分を指先で拭った。

「っああ?」

パさり、と肌掛けを払うと、低い声で眉間にシワを寄せて睨むシャンクスに、ニマーッと、笑う。

「寸止め、できた?」
ふふーっ、と、いたずらに笑うジウに、ピクリ、と片眉を跳ね上げるシャンクス。

「きゃっ」
「いたずらってのはなぁ」
腕を引かれて倒れ込むと、鼻先がぶつかった。

「『お仕置き』されるまでが成功なんだよ」

ニヤッ、と笑った口元。
優位な位置にいたはずなのに、ギュッ、と腰を腕に捕まえられた。

「『お仕置き』だ。いたずら娘」
「っそれ!無限ループなだけっ」

ぽす、と枕にあたる後頭部のと間にはすっぽりと包み込む掌。

「悪いな。
 どうにもやりっぱなしってなぁ性じゃねぇんだ」
「...知ってるけど」

そうか、と笑ったシャンクスの頬にキスをした。

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