• テキストサイズ

依々恋々 -Another story(under)-

第21章 求めている...


はちみつと少しの汗の匂いが混ざったジウの髪に鼻下を埋めて目を閉じていたシャンクス。
腕の中で身動いたジウに目を開けた。

じっ、と見上げてくる黒曜の瞳に、どうした?と問いかける。

「?ジウ?」

パサ、と肌掛けの中にすっぽりと入り込んだジウ。
(不貞寝か?)と捲ろうとしたが、ジウがそれを引っ張って防御した。
好きにさてやるか、と枕に後頭部を預けて、仰向けなる。

モゾモゾと布団と膨らみが動く。
シャンクスの上に乗っかると、ギュッ、と抱きついてきたので、肌掛けの上から抱き締める。

また、モゾモゾと動き出した。

(なぁんか、企んでんなぁ)

笑いそうなのを堪えながら、ゆらゆら動く肌掛けの塊を見ていた。

太腿の裏側を撫でられ、くすぐってぇ、と避ける。

「おい、ジウ?」
グイグイと脚を押され、どうして欲しいんだ?と力を抜くと、ぐい、と膝裏から持ち上げられた。

「男には、結構辛いんだぞ、この体勢」

上体を起こし、膝を立てて少し開く。

肌掛けの中では、ジウの目の前にはシャンクスの股間が曝け出されている状態で、(まさか叩かれやしないだろうか?)と一抹の不安が脳裏をかすめた。

「んんっ?」
襲ってきたのは痛みではなく、擽ったさ。
内腿を膝側から根元にかけて撫で、鼠径部をスリスリと擦られる。
「ふっ」
擽ったさが徐々に興奮を誘うものになっていき、擦られる度に陰茎がヒクついた。
「んぉ」
掌で陰嚢を転がされ、立てた膝に腕を掛けて俯く。
視線の先には、わずかに動く肌掛けの塊。

ペロ、と亀頭を急に嘗められ、おっ、と腹の底の低い声が出た。
「あっお、う」
半分ほどを咥えられ、亀頭に這う舌の動きに背を丸める。
「ああっ待て!ジウっ」
咥え込まれ、無意識に動く腰に腕を回され、クルクルと舌先で亀頭を刺激される。
「っすげぇイイっ」
気持ちいい、と無意識に腰を揺らす。

吸い上げられながら鼠径部を擦られると、腰がビクついた。

「ジウっそこっスリスリ、するなっ」

陰嚢の真横辺りを左右ともに撫でられ、ああっ!と両手をキツく握った。

 ✜

/ 136ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp