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依々恋々 -Another story(under)-

第21章 求めている...



「んぁ、あっもっと、もっとぉ!」

グチュグチュと音を立てながら、溢れかえる愛液。

「奥、のっそこ!そこ、気持ちいいっ」

首にしがみついて揺さぶられる体を抱き起こす。

「ジウのお願いはなんだ?」
何でも聞いてやる、と紅潮した頬にキスをする。

「あっあっ、う、い、イキ、たいっイキたいのぉっ」
「どこに?」
的確に、けれど果てることはない力加減で攻め立ててくるシャンクスの動き。
違う!と首を振るジウの額から、汗の玉が飛び散る。

しがみつく腕で引き寄せ、自らキスをするジウ。

「は、てたいっイキたいっ!
 イかせてっくださいっ」
「いい子だ」
しっとりと、妖気を孕んだ艶のある笑みを浮かべたシャンクスは、いつものように腰を揺らした。

「っジウっ出すぞっ」

膣底に広がる灼熱に、んっ、と下唇を噛んで構えたジウ。

「っふぇっ!?」
「っあー、はぁ」

あち、と汗ばんだ赤い髪をかき上げるシャンクスを呆然と見上げた。
いつもなら、未だに体内で脈打っているはずの陰茎から出た白濁液が、つう、と太腿の内側に垂れ落ちた。

「どうした?」
「え、あ、いや」
ふい、と目線を逸らして、んん?と困惑したような顔をするジウ。
しばらくその顔を見つめたシャンクスは、自身が汚したジウの脚をティッシュで拭った。

「なんだよ?」
「え?ん、んー、いや...なんでもない」
のろのろとシャンクスの膝から降り、ベッドの端のほうでくしゃくしゃになっていた肌掛けを引き寄せ、モゾモゾとそれにくるまるジウ。

(なんか、なぁ...?)

なんか...?とどんどん身を丸めて小さくなる。

背後から包み込む体温。
「気持ちよくなかったか?」
「え?や、き、気持ち、よかった、よ?」

けど、と首下に回った腕を掴む。

(なんで、外に出したんだろ...?)

いつもなんの遠慮もなく膣内で果てるのに、と、頭頂部に顎を乗せて眠そうにしだしたシャンクスをチラリ、と見上げた。

 ✜

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