依々恋々 -Another story(under)-
第21章 求めている...
リズムよく腰を打ち付ける音に交じる、ぁっあっアッ、と虚ろ気味な🌸のか細い嬌声。
「ひっぅう、い、イッちゃう...」
力が入ってグッと凹む腹部の、自分の陰茎が収まっている一番奥あたりに、少し指先を沈める。
そのまま、幾度かグッグッ、と押し込む。
「そ、それっやめて!」
イヤイヤと首を振る🌸。
「これ、弱いよなぁ」
ゆるゆると腰を動かしながら、また、指先に力を入れる。
「ダメッだってばぁ」
潤んだ目で見上げられ、ゾクゾクと背筋が粟立つ。
「わかった、やめてやる」
「ぇ、あ」
圧迫感のなくなった下腹部に、ふ、と体の力が抜ける。
が、直後に深いところへグリグリと亀頭を擦りつける快感に、腰が反り上がる。
「んんっう、や、めてぇ」
ピタリ、と止められた動きに、あ、う、うう、と情けない声を出す🌸。
「『やめて』なんだろ?」
つう、と指先が太ももからヒップラインの辺りをなぞり、んう、と踵が浮き上がる。
撫でる手が胸に行き着き、とっくに立ち上がっている乳首をつまんだ。
「あっんん」
左右ともにクリクリと弄られ、艶かしく腰がくねる。
「う、んん、ふぅん」
甘ったるい吐息だけを漏らす🌸にシャンクスは笑った。
「『やめて』じゃねぇのか?」
ニヤニヤしながら、乳房を撫でたり、乳首をつまんだりしながらも腰は一切動かさない。
「っシャン!」
潤んだ目で見上げ、巻きつけた脚でガッチリとした腰を引き寄せる🌸。
「なんだぁ?ちゅーでもしてほしいか?」
いいぞ、と覆いかぶさって額や頬、唇にキスをしながら、腰は一切動かない。
違う、と首に腕を回し、自ら腰を揺らし始めた🌸にシャンクスの笑みが濃くなる。
「やめて、ばっかりだからなぁ
俺ぁ、察しが悪くてよ。
🌸がどうしてほしいか、わからねぇなぁ」
困ったなぁ、と嘯くシャンクス。
「っひどいっ」
うう、と眉尻を垂らして唇を噛む🌸に、可愛いなぁ、とブルー・グレイの瞳が妖しく笑う。
「おねだりの仕方もちゃんと躾けてやらねぇとなぁ」
ちゃんとできるか?と子どもに言い聞かせるように髪を撫でる。
「その可愛い声で強請れよ」
ほら、と噛まれた唇をペロ、と舐めた。