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依々恋々 -Another story(under)-

第20章 寝坊に御注意...



 ✜

いやらしい夢、についてしつこく問いただしてくるシャンクス。

「頬を、撫でて」
ジウの声に、こうか?と滑らかな柔らかい頬を撫でる。
その手の温度が、夢と同じなのかは今のジウには判断できなかった。

「い、いつも、みたいに『気持ちいいか?』って聞いてくれて」
「『気持ちいいか?』」

バリトンの柔らかい声に、あ、と唇が震える。

「ジウ、『気持ちいいか?』」
再び問う声に、目を閉じてコクコクと頷く。
「そうか」
そのセリフは、まだ彼には教えていないはずなのに、夢と同じ、嬉しそうな声。

「シャン すき」
同じセリフは、無意識のうちに唇から溢れた。
それが夢と同じだと気づいているのかいないのかわからないシャンクスが、俺も、と答えるので気持ちが昂ぶる。
「あ、キス、はぁ?」
目を閉じて強請るジウに、シャンクスは、かわいい、と零して夢よりも甘く口付ける。

「シャンっシャン!」
「ん?なんだ?」
違う、と首を振ってもう一度呼ぶ。
「ジウ?」
探るように名前を呼んだシャンクスに、目を閉じたままのジウが再び首を横に振る。

「どこ?シャン」
「ここにいるぞ?」 
目を閉じるジウの額にコツリ、と自分の額をぶつけると、そう、と微笑んで頷く。

「『愛してる』って言ってくれて」

ジウの言葉に、夢では、コトは最高潮の場面だったのだろう、とさっきから、早くジウを拝ませろと疼くモノを取り出す。

「ジウはイけたか?」

解いたベルトとウエストベルト。
乱暴な手つきで脱ぎ捨てると、軽く扱いて支度をする。

コクコク頷くジウのパジャマと下着を一気に剥ぎ下ろすとトロ、とした糸が細く伸びて切れた。

「これは、夢から覚めた時からか?」
ぬる、とした内股を開かせ、その元を溢れさせている箇所を優しく撫でる。
「っ、そんなこと言わなかったっ」
夢に逃げようとするジウに、ケタケタと笑い、でもなぁ、とイヤらしい笑い方をするシャンクス。

「ジウが見た夢がどれだけイヤらしいのか、よーくわかっちまうなぁ」

こんなに溢れさせて、とすでに熱を帯びて解れはじめているソコに長い指を2本、深く沈めた。

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