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依々恋々 -Another story(under)-

第18章 TRAVELER


腰を抱き寄せて脚を跨がせ、亀頭までを飲み込んだジウの顔を覗き込む。

「痛むか?」
あまり慣らしてないソコに、首に腕を回し、中腰のような姿勢のジウは、ふるふると首を振った。
「も、っと...挿れて」
お願い、と耳元で懇願され、腰を引き寄せた。

昇り詰める興奮に、温かい湯の中でブルリと震える。
出すぞ、と小さい体を抱きすくめた。
コクコクと頷くジウにしがみつくように背を丸める。

「ぁ、ぐっイっく!」

最奥で果てた欲の勢いに、うう、と背が反った。

湯船からジウを抱き上げ、洗い場でぽやんとして座り込む肩にシャワーをかける。

「逆上せてないか?」

顔色を伺うシャンクスに、と平気だよ、と笑ってみせた。

星だ、と夜空を見上げる。

「っ、声、大丈夫かな?」
まずいかも?と植え込みの上の方を見上げ、不安げにするジウに、大丈夫だろ、とシャワーのコックを閉める。

「聞こえたとしても、新婚旅行で燃え上がった新婚だとでも思ってるさ」
おどおどとして、見えもしない隣に、すいません、と謝るジウ。

上がるか、と手を引いて柔らかいバスタオルで包んでやる。
ふわふわだ、と嬉しそうな顔に、出し切ったはずのソレがヒクリ、と反応した。
スケベ、と睨んでタオルを体に巻きつけるジウ。

「いつも思うけど、もう少し隠すなりしてほしい...」

半勃ちのソレを隠す素振りもなく、雑に髪を拭くシャンクスが、あん?とタオルから顔を出す。
散々触っておいて、と少し考えたシャンクスは、ニヤニヤと笑ってタオルで前身頃を隠す。

「ジウちゃん、えっち」
「え、気持ち悪い!」
「おいっ!気持ち悪いは傷つくぞっ」
ケタケタ笑って下着と浴衣を着込むと、脱衣スペースに置かれたリクライニングチェアに座る。

「いい風だなぁ」
少しの湿りを含んだ風だったが、火照った身体には心地よい温度で、ゆったりと目を閉じる。

傍らの椅子にかけたジウが手を取るので、指を絡めて繋ぐ。


サァ、という音に、ん?と目をあける。
「近くに川でもあるのか?」
微かに耳を澄ませたジウが、水音がするね、という。
「川が近いから風が涼しいのか」
気持ちいいねぇ、と穏やかに微笑むジウ。

火照りが冷めた頃、戻ろうか、と部屋へと入った。

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