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【ハイキュー!!】Hands【孤爪研磨】

第2章 Kiss


side.名前



「研磨。クロに連絡出来る?」

「…無理…」

「分かった。学校にも連絡してくるから、もう寝て良いよ」



研磨の背中に入れていたクッションを取り出す。

すると研磨の腕が私を包み込んだ。



「…研磨。離して。電話しに行かなきゃ」

「やだ」



昔とは違う。

泣いて縋っていたのは私だったのに。


甘えたいのかな?



「すぐ帰ってくるから」

「やだ」

「…研磨…」

「やだ」



あらら。

ここまで頑ななのは、ゲームを没収されそうになった時以来だ。


どうしたんだろう?


でも学校と部活には言わなきゃ。



「じゃあ、このままでいいから研磨のスマホ貸して?」

「…うん」



漸くか。

とりあえずクロにLINEを送る。

そして研磨の頭を撫でながら学校に電話をした。



「終わった。ありがとう」

「…うん」

「研磨、何か欲しいものある?」

「ある」



即答だった。


 
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