• テキストサイズ

悪役令嬢は次期公爵のあま〜い♡溺愛をうける。

第8章 **08



金で縁どられた美しい花柄のティーカップに、香りの良い紅茶が注がれていく。

色も澄んだライトブラウン。
柑橘のベルガモットの香りが何とも堪らない。
落ち着く香りが部屋を満たしていく。

「さぁ、どうぞ」

「ありがとうございます。いただきます」

カップとソーサを持ち上げ、一口口に含めば爽やかな柑橘のベルガモットの香りが広がった。

(うわぁ···美味し!)

ここまで香りが高いアールグレイを飲んだのは初めてかもしれない。

「ふふ、気に入ってくれたようね」

「このお茶、とても美味しいです!······あ、すみません。つい」

やや興奮気味に返事をしてしまって、ハッとして謝罪をすれば「いいのよ」と返された。

「さぁ、是非お菓子も食べて。気合いを入れたから、今日のは自信作なのよ?」

「いただきます」

/ 90ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp