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忍び逢い【忍たま/短編集】

第3章 摂津のきり丸の場合。





次の日の朝早く、きり丸は忍術学園に戻らなくては行けないため
尾形に別れを告げた。

『気をつけてね。絶対またかえって来てね』

「うん。またな。

あー、その尾形」

『ん?』

「俺がまたこの家に戻って来たら、
俺と結婚して欲しい」




それだけ言うときり丸は少しゆっくりと道を歩いた。
尾形の返事は聞かずに歩き出す。きっと、また会った時に返事を聞くつもりだ。尾形はきり丸が見えなくなる最後で見送って手を振り続けた。





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