第3章 摂津のきり丸の場合。
忍術学園に着くなり、土井半助が鬼の形相できり丸を待っていた。
きり丸を見つけると直ぐに職員室に連れ出し大量の宿題をやらせた。
「なんだきり丸!!!この宿題の量尋常じゃないぞ!
乱太郎としんベヱも、疲れきって寝てるしなんなんだお前らは!!」
きり丸は急いで席について宿題をする。
今日は午後からしか授業がないので土井半助の付きっきりで宿題をしなければならない。
きり丸は半泣きになりながらも必死に宿題を解いた。
すると土井半助はきり丸の机の上にある袋に気がついた。
「ん?きり丸なんだこれは」
「あーそれっすか」
きり丸は少し微笑みながら言った