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忍び逢い【忍たま/短編集】
第3章 摂津のきり丸の場合。
久々に会った尾形はとても大人びていてまるで16歳とは思えないほど美しくなっていた。
久しぶりの会話に2人は話が尽きない。
2年前におじさんとおばさんが引っ越して、尾形は残ったこと。
家賃は自分で働いて払っていること。得意料理はお雑煮。
忍術学園のことは詳しく話せないため、きり丸は聞いてばかりだった。
『それ、お酒?』
「うん。一緒に飲もうかと思って」
きり丸が帰る時に買ってきた日本酒を開けた。
2人で乾杯して飲む。
尾形は少し苦そうな顔をしていた。
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