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忍び逢い【忍たま/短編集】
第3章 摂津のきり丸の場合。
ぽかんとしている少女を見てきり丸は「あ、そういえば…」と言葉を続けた。
「名前聞いてなかったな」
『あ、尾形…あなたは?』
「おれはきり丸。よろしくな尾形」
それから2人はきり丸のお金が貯まるまで、共に暮らし共に働いていた。
家に招いてくれた人達は、とてもいい人で毎日食事を与えてくれて洗濯物もしてくれていた。2人はすっかり懐いて家族みたいなものだった。
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