第3章 摂津のきり丸の場合。
しんベヱがそう言うときり丸は笑いながら「しんベヱと違って俺は少食なんだ」と言った。
じゃあどうして?と言うしんベヱに乱太郎が注意をする。
それでもしんベヱがそのお金行方が気になって仕方ない。
あのきり丸が、学費と生活費以外にお金を使うなんて有り得ないと6年間思い続けてきた故の疑問だった。
「そのーなんて言うんだ。2人に行ってもそんな面白くもなんともないけどそんなに聞きたいのか?」
「「聞きたい聞きたい!!」」
「え?乱太郎も?」
乱太郎もしんベヱに注意したが、しんベヱと一緒で気になっていた。
きり丸はゴホンと少し席をして数年前の話をした。