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忍び逢い【忍たま/短編集】
第2章 善法寺伊作の場合。
「まぁでも俺らに止める権利ないしな」
「そうだけど…僕尾形が色任務なんて嫌だよ…」
「そりゃ初恋の相手の色任務のことなんて聞きたくないよな」
忍びの三禁というものが存在するが、彼らも人間。
誰でも恋はした事がある。伊作は3年生の頃から尾形を好いている。
いつも不運に苛まれている伊作を元気付け、コケた時に泥を払ってくれたのは留三郎の他に尾形だった。
そんな尾形を好いていることを留三郎以外にも6年生はもちろん知っていて、知らないのは彼女本人だけである。
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