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忍び逢い【忍たま/短編集】

第1章 山田利吉の場合。





利吉と離れて数時間後尾形は気が気ではなかった。
いくらプロの忍者とは言え戦で帰らぬ人となるのはよくある話だ。

ソワソワしている尾形に琴や和歌の先生方は少し呆れていた。


「尾形様。大丈夫です。必ず城主様は戻ってきます」

『…うん』


みんな城主が帰ってくるか心配していると勘違いをしている。
城主のことなんてどうでも良くて尾形の頭はもう利吉でいっぱいだ。


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