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忍び逢い【忍たま/短編集】

第1章 山田利吉の場合。






城主から開放されたのは尾形と会う時間から3時間が過ぎていた。
ダメ元で部屋に入るがやはり尾形は眠りについていた。

頭を撫でて心の中で謝る。



「必ず明日帰ってくるから、その時は君も城を捨てて私と結婚しよう」



誰も聞こえない、静かな空間で利吉が言う。
もちろん尾形は寝ていると思っていた。


『いいですよ。私を外の世界に連れて行って』

「え…」



先程まで寝ていた尾形が起きて利吉をだきしめた。
尾形と利吉は見つめ合い口付けを交わすと尾形は笑顔で『行ってらっしゃい』と言った。




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