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忍び逢い【忍たま/短編集】

第1章 山田利吉の場合。





そして2日目の朝。
遂に明日となった戦で、城の中はピリピリとしている。

相変わらず利吉は尾形に会っていたが昼は絶対に会うことを許されない。
ついに今日の夜尾形の部屋に行けば妻問婚が終わる。
利吉は早く夜になることを願っていた。


「利吉くん。」

「はい。」

「今日の夜、盃を交わす。君は正式な私の仲間だ。」

「…はい。」



夜というのは何時頃なのだろうか。
ついに最終日となるのに着いていない。利吉は誰にもバレないように舌打ちをした。

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