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忍び逢い【忍たま/短編集】
第5章 鉢屋三郎の場合。
前に進むこと10分。
目的の御札のところに着くと、そこには1枚の紙があった。
尾形は嫌な予感がしながらも紙を見ると、決して綺麗とは言えない文字で【2人の第一印象を言えよ】と書かれていた。
『…第一印象』
「あ、第一印象紙に書いてここに置いとかないと行けないらしい」
『えぇ…』
第一印象が怖いなんて口が裂けても言えるわけなく、適当に紙に【優しそう】と書いて渡せば再び鉢屋三郎に笑われた。
「嘘が下手だなあ」
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