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忍び逢い【忍たま/短編集】
第5章 鉢屋三郎の場合。
見破られた嘘にびっくりして、鉢屋三郎を見れば
ニンマリと笑って尾形を見ていた。
「私が通ればいつも強ばってる顔してるくせに、よく優しそうって書けたね」
『…』
ぐうの音も出ない。
それよりも鉢屋三郎にバレていたことについて、見透かされているようで変に緊張していた。
すると鉢屋三郎は、自分が書いた紙を尾形にヒラヒラと見せると
「私はこんな第一印象をもったけどね」
『…ん?』
そこに書かれていたのは____
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