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忍び逢い【忍たま/短編集】

第5章 善法寺伊作の場合。+α





どんどん近づいてくる先輩に違和感を覚える。
にっこり笑っているが目が笑っていない。

鼻と鼻がくっつきそうなくらい近くなると、
思わず目をつぶってしまう。


「…なーんてね」

『…へ?』


先輩はいつもの笑顔に戻って、私の頭を撫でる。

「こんなので動揺してたら実習落ちるぞ〜」

先輩はそう言うと再び作業に取り掛かった。


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