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パパはラジオスター(ハズビンホテル)

第6章 第五章


パパに後ろから抱きしめられながら、ルイルに手紙を書く。

何書こうかな……やっぱり心配かけちゃってるから元気にしてるってことを書いた方がいいよね?






~ルイルへ



久しぶり、手紙ありがとう!



突然いなくなってごめんね、私は元気だよ!



新しいパパが、チャーリーお姉ちゃんのホテルに連れてきてくれて、一緒に生活してるんだ!



パパは確かにラジオ・デーモンとして恐れられているけど、すっごく優しくて毎日とっても楽しく過ごしてるよ!



会うのはダメって言われちゃったんだけど、手紙なら書いてもいいって言ってくれたから、ルイルと沢山話したいな!


また手紙書くから、ルイルも沢山書いてね!



ゴレアより~







「書けた!後はチップルに渡してもらうだけだね」

『チップル……?』

「伝書鳩だよ、ルイルのお家は代々鳩使いなの!ほら、あそこにいるでしょ?」





チップルを呼ぶと嬉しそうにパタパタと飛んできて、私の肩の上に乗る。

足に手紙を括り付け、ご褒美のクッキーを渡すと頬擦りをした後飛び立っていった。

チップル、身体小さいけどめちゃくちゃ強いんだよね……あいつのカラクリも簡単に突破しちゃうし、頭もいいから本当に凄いや。






「次はパパにお手紙書くよ!でも何書こうかな……最近読んだ本のこと書いてもいい?」

『ええ、楽しみにしていますよマイバンビ♡でもその前に……』

「んっ……パパ苦しいよっ」





パパにキスされると、頭がふわふわする……苦しいからかな?

でもパパ、凄く嬉しそうにしてくれるから、私もすごく嬉しくなるんだよね。





『……お部屋に戻りましょう、マイバンビ』

「はーいパパ!」




でもね、パパキスした後すごく苦しそうな時があるんだ。

だからパパが苦しくならないように、私もっとパパの為にしてあげたい!

パパ、どうしたらもっと喜んでくれるかな?
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