• テキストサイズ

パパはラジオスター(ハズビンホテル)

第6章 第五章


「パパ、あのね……一つ相談があるんだけど」

『なぁんでしょうマイバンビ♡改まって珍しいですねぇ』





私が作った朝食を美味しそうに食べてくれているパパに、ルイルから手紙が来た事を話す。

最初はニコニコと楽しそうに聞いてくれていたが、ルイルが会いたがっていると話すと、少しだけ声にノイズがかかった。





『……それは男ですか?』

「うん、小さい頃からの付き合いなんだよ!」

『そうですか、ならダメです』

「……どうしてもダメ?」

『マイバンビ、パパは貴女が心配でならないんですよ。分かってくれますね?』

「……分かった、ごめんねパパ」






ちょっぴり残念だけど、パパが心配してくれてるのは嬉しいし仕方ないよね。

あ、チップルに伝えてもらわないと……お手紙書くのもダメかな?







『……まあ、手紙を交換するくらいなら良いでしょう。そこまで害は無いでしょうからね』

「……ほんと?お手紙書いていいの?」

『その代わり、パパにも手紙を書いてください。それならいいですよ』

「わーいありがとうパパ!早速ルイルに手紙書かなくちゃ!」






ルイルに会えないのは残念だけど、手紙を書いていいならあんまり寂しくないね!

嬉しくてパパに抱きついたら、パパに抱き上げられて膝の上に座らせられる。

いつの間にか目の前には便箋が用意されていて、びっくりしてパパを見ると楽しそうに頭を撫でてくれた。






『これで足りますか?』

「パパありがとう!」

『それと、手紙を書く時はパパの膝の上に来てください。いいですね?』

「うん、分かった!パパ本当にありがとう、大好き!」
/ 55ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp