第2章 【裏】怪我後の身体調査 1
ーハンジの巨人研究部屋ー
「さぁさ、レイちゃん、脱いで脱いで〜〜〜」
ハンジが興奮しながらレイに脱衣を促す。
兵服を脱いでシャツで来ていたレイのシャツの裾に手をかけ、今にも脱がされそうな勢いだ。
戸惑いながらレイは
「えっえっ!
ハンジさん、ちょっと待ってください…
あの、シャツ…全部脱ぐんですか?」
脇腹の傷をちょっと見せるくらいだと思っていたのが、思いがけずシャツを脱げと言われ、さらには脱がされそうになるとは思いもよらなかった。
ハンジはきょとんとして
「そうだよ
そうしなきゃ巨人に噛まれた傷口がよく見えないだろ?」
と。
続けて
「ほらほら、レイちゃん、脱いだ脱いだ。
女同士なんだから、恥ずかしがらずに…」
と言って、プチプチとレイのシャツのボタンを外すと上半身が下着だけになった。
「あ、傷口にブラが当たってるよー
痛いでしょ、これじゃあ」
というとハンジは当然のようにレイのブラジャーのホックを外すとそれをすっかりはぎとり上半身をすっかり裸にしてしまった。
「やだ…ハンジさん…は…恥ずかしいです…」
と言ってブラを取り返そうとするが、ハンジはシャツもブラもぽいっと遠くのカゴへ投げ入れてしまった。
真っ赤な顔をしながら必死でその胸を隠そうとするレイ。
「やだーーー!ハンジさん!」
「ほらレイ、騒がない!ちゃんと観察できないだろー」
「観察って、私は標本じゃありませんーーー!」
レイが恥ずかしがってハンジの研究部屋で騒いだものだから、レイもハンジも訪問者に気づかなかった。
リヴァイだ。