第3章 *File.3*(R18)
「期待して、いいんでしょうね?」
「抜かりはありませんよ。大切な雪乃を護る為、ですからね」
「!!」
あかーん!
これ以上、惚れさせんといてーっ!!
恥ずかしすぎるー!
やっぱり安室透の笑顔は、可愛くて素敵で眩し過ぎて最強です。
思わずその場にしゃがみ込んで、再び火照る顔を隠した。
「随分と幼くて可愛い反応だこと」
私の方が7つも歳上なのに、18歳に幼いって言われたー!
それに貴女の方が、私より断然美人で可愛いですからー!!
「灰原…」
「どっちが歳上なんだかのー」
それはガッツリ私の方ですよ、阿笠博士。
「いいんじゃない?貴女らしくて」
「……」
一応、褒められてるんですか?
「本当に可愛いですね、雪乃は」
「……」
穴があったら入りたい。
心臓壊れるから、慣れない言葉攻めは止めてー!
私の今の心境が伝わっているのか、隣にしゃがみこんだ零にポンポンと髪を撫でられた。
多分、落ち着かせるのが目的なんでしょう、が。
それ、逆効果。
なんですけど?
ワザと、ですか?