第3章 新しい仲間、お友達!委員会活動!
『…ヒミコちゃんね?うん、お友達になろ?
よろしくね!』
「はい!よろしくなのです!!
私、クラスに馴染めなくてお友達いなかったので
とっても嬉しいのです♡
改めて、仲良くしてくださいちゃん♡」
ぎゅー♡と抱きつくヒミコちゃんに、私も嬉しくなってぎゅー♡と抱きしめ返す。
そして何より初めてできた後輩に嬉しくなると顔がふんわりと綻びる。
「ちゃんってもしかして…
噂の天使ちゃんですか?」
『噂の天使ちゃん…?』
ぎゅっと抱きついていたヒミコちゃんがパッと顔を上げて言う言葉にコテン、と小首を傾げて尋ね返す。
「はい!2年の先輩にすっごくすっごーく
カァイイ天使みたいな先輩がいるって
入学当時からみんなが噂してました♡」
「…そうだ。
その天使みたいに可愛いのがだ。」
「だからてめェが一人で独り占めするな。」
未だにキョトンとしていた私からヒミコちゃんを引き離すと今度は弔くんと荼毘先輩に腕や腰を引き寄せられて抱きしめられる。
「ヤ!です!!
先輩なら後輩に譲るべきです!!」
「はァ?何言ってやがる。
後輩なら先輩を敬って引くべきだろ。」
「…なら、は俺のモンだな。
死柄木も俺を敬え。」
「…はア? 壊すぞ。」
『わわわぁ!!こ…転んじゃうっ。』
前からはヒミコちゃんがぎゅうぎゅう抱きつき、後ろからは弔くんが抱きしめていて、腰には荼毘先輩の腕が回っていてもう私は身動き一つ出来ない状態。
「はぁ〜〜♡♡
ちゃんおっきくてやわらかくて
イイ匂いがするのです〜♡♡」
『きゃっ!ヒ…ヒミコちゃん!?///』
「おい、イカレ女。
何どさくさに紛れてに触ってンだ。
燃やすぞ。」
「…どいつもこいつも…は俺のだ。
好き勝手するな。」
ヒミコちゃんが私のおっぱいに顔を埋めて甘えるようにぐりぐりしていると右手から蒼炎を出す荼毘先輩。
そんな二人に弔くんがすっごく怖い顔をして今にも崩壊させる勢いで低い声を出すともう私はどうして良いのかわからずあたふた…。