第2章 セーラー服の…その下(♡)
『お邪魔します!』
ご丁寧に挨拶をしてからローファーを脱いで玄関先に揃える。
「…おぉ〜、遅かったな。」
『ごめんね、学校でちょっとお手伝い
頼まれちゃって…っ。』
「そうか、そりゃご苦労なこって…
おい!死柄木!早く戻ってこい!」
先に部屋へ行ったがスピナーに軽く会話を交わしているのが聞こえる。
その間に俺はキッキンで戸棚から専用のピンクのマグカップに、の大好きな甘いミルクティーを入れて用意をする。
それを持って部屋に戻るとローテーブルの上にコト…、とそっと置く。
『ありがとう、弔くん!
…んー、弔くんがいれてくれる
ミルクティー美味しくてだぁいすき♡』
「…ん、おかわりいるならまた入れてやる。」
俺が入れたミルクティーを両手で持って嬉しそうに飲むに瞳を細めて小さく微笑み、そっと頭を撫でてやるとの隣に腰を下ろして座ってコントローラーを握りゲームを再開する。
『…今回のダンジョンは難しそうだね?』
「あぁ…でもここのラスボス倒せば
レアアイテムが手に入るンだ。
スピナー、気合い入れろよ?」
「…お前は毎回無茶な要求を…。」
『頑張ってね!弔くん!スピナーくん!』
毎回毎回、俺の横でゲームを見るようになったは少しずつわかってきたみたいで今みたいな会話もできるようになった。
俺の好きなものに興味を持ってくれ、それを知ってくれようとするに俺も嬉しく想うと自然と顔が綻ぶ。
そんな俺に毎回付き合わされているスピナーは小さくため息をつくが、俺は両隣で何やかんや言いながらも付き合ってくれるスピナーや、それを楽しそうして満面の笑みで応援してくれるがいるこの空間が居心地が良くて案外好きだ。
そして毎回のようにの天使のような可愛さにスピナーの顔が見る見るうちに赤くなって、ポロ…、とコントローラーを手から落とす。
お天然のもいつものように何もわかっちゃいねェーからコテン、と小首を傾げている。