第2章 セーラー服の…その下(♡)
ゲームに集中しているとふいにインターフォンが鳴り、一度ゲームを一時停止にするとインターフォンのカメラ画面を確認するとの姿が映っている。
エントランスのロック解除のボタンを押して開けるとがアパートの中へ入って行く姿を見届ける。
それからしばらくすると、部屋のインターフォンがなりドアの前でが待っているのを見ると足早に玄関へと向かい鍵を開ける。
「…よォ、…待っ…。」
『…っ…。』
ドアを開けたと同時にトン…ッ、とが軽く激突してきたかと思うとぎゅ…、と俺にきつく抱きつく。
「…、どーした?」
『…弔くんに…早く、会いたかったの…っ。』
どうしたのかと思ってそのまま包み込むように抱きしめながらの綺麗な栗色のふわふわの柔らかな髪を撫でてやると俺に早く会いたかったと小さく呟く。
なんだその可愛い理由…っ。
の可愛すぎる行動に思わず小さく笑っちまう。
「…さっきまで一緒だったじゃん。
どした?…なんかあった?」
『…ううん。…何でもないよ!
急にごめんね?』
俺言葉に小さくふるふる、と首を振りパッ、と離れてニコっと見上げて笑うの首筋を見てピシ、と固まる。
おい…首筋のソノ紅いの、何だよ…っ。
迫か…?アイツが付けたのか…?
プリントのホッチキス留めすんのに何でそんなモノが付くンだよ…。
やっぱり俺と電話してた時、迫とそーいうコトシてたって事なのか…?
『…っ、弔くん…?』
俺の中が黒いモノで埋め尽くされそうになっていた時、の声が聞こえてハッ…と我に帰ると、キョトン…、と不思議そうに小首を傾げて俺を見つめる。
「…ぃや、…何でもない。
ほら…早く入れ。スピナーも待ってる。」
一瞬、嫉妬と怒りでに詰め寄ろうとしたが一旦冷静になる。
今、ここでを責めても仕方ねェ。
お天然の事だ…訳もわからず迫に色々されたのかもしれねェ…っ。
ひとまずの鞄を持って背中に手を添えながら部屋の中へ促してやる。