第2章 セーラー服の…その下(♡)
【死柄木side】
学校が終わって早々にスピナーを教室まで迎えに行って、俺ン家でゲームをする。
今回のフェスは気合いが入る。
クリアすればレアアイテムが手に入る。
フェスではいつもスピナーと組んでいるから今回も安定に進めそうだ。
スピナーとあーでもない、こーでもないと作戦を立てながらゲームを進めているとふと、スマホの時計が目に入る。
帰って来てから結構時間が経つが、まだが来ない。
何やってンだ?と思う反面、また変なヤツに絡まれてンじゃねェかと思い、心配になってくる…。
「…わりィ、スピナー。
ちょっとに電話する。」
そう言えば、スマホからの連絡先を出してタップする。
コールがなってもなかなか出ない。
それがまた俺を焦らせて、心配をさせる…。
『…もしもし?』
何コールかでようやくが電話に出る。
「…沙夜?今、ドコ?何してんの…?」
スマホから聞こえるの声に少し安心するも少し焦って話しかけちまう。
『ぁ…ごめんね?
実は迫先生の授業プリントのホッチキス留めを
手伝ってて…ひゃん…ッ!!』
「…沙夜?どーした?…大丈夫か?」
が話していると急に上擦った変な高い声を上げる。
ナニ、今の声…。
内心穏やかじゃねェけど、悟られねェように心配そうにして話しかける。