第1章 桜舞う、出逢い
これから何が始まるのかわからなくて、迫先生にセーラー服のスカーフのリボンをゆっくりと解かれ抜き取られる様子をじー…と見つめる。
すると、スカーフのリボンを抜き取られたセーラー服の前ボタンをプチ…、プチ…、と上から一つずつ外していく迫先生。
『…さ、迫先生?…なに、する…の?』
大きく開いた胸元のセーラー服を慌てて両手で掴む。
「…んー?が知りたいって言ったコト。
悪ーいオオカミさんがどうなるか…、
知りたいンだろ?」
そう言うとそのままセーラー服のボタンを全て外してしまう迫先生。
前が肌けたセーラー服からレースのキャミソールが丸見えになってしまう…っ。
『迫せんせぇっ…恥ずかしぃ…です…。』
レースのキャミソールの前で腕をクロスして隠すけれど、迫先生の両手でそっと退けられる。
「…ん、恥ずかしいね?
でも教えてッつったのはだろ?」
どこか色っぽい迫先生のお顔に、低くて甘いけれど優しい声に…。
社会科準備室のソファーの上で…迫先生と二人っきりで少しえっちな今の状況に心臓がドキドキとして顔に熱が集まってくる…っ。
「…顔真っ赤…っ。可愛いね…ちゃん。」
『…ぇ…名前…っ。』
初めて迫先生に“ちゃん”と名前で呼ばれた事にまたドキン…っと胸を高鳴らせるけど、迫先生の手が私のキャミソールの裾をグッと掴むとそのまま胸の上まで捲り上げてしまう。
『えっ!待って…見えちゃう…っ。』
もう一度腕をクロスして胸元を隠すけれど、いとも簡単に両手首を迫先生の大きな手に掴まれて頭の上に纏められてしまう。
「…っ…、やべェ…綺麗すぎるだろ…っ。」
隠すことも出来ず、迫先生の目の前に露わになった胸元を見られて恥ずかしくて瞳をうるうると潤ませながら迫先生を見上げる。