第8章 人魚姫は脚をもらう
夢主sideー
また…深い深い海…
上に手を伸ばしてみるけれど私の身体はただ沈んでいくだけ
???「ごめん…ごめんね…。」
誰だろう…。私とそっくり…
なんで謝ってるんだろう。
その人は沈む私に上から両手を伸ばして来る。
スっと意識が浮上する感覚があり目を開けるとそこは高専の治療室だった。
家入「お、夏油。起きたぞ」
ガタッ!!っと椅子から立ち上がる音がしたと思ったら
顔を覗き込まれる。
夏油「どこも痛くないかい?!」
五条「傑どうしたんだよ、いつもと違うぞ」
家入「そうだぞ、落ち着け」
夏油「っ、すまない…」