• テキストサイズ

【呪術廻戦】紺碧に沈む

第8章 人魚姫は脚をもらう


夢主side-

案の定呪霊は男の子の方に向かって動き出す。

だめだめだめだめだめだめだめだめ!
動け私の足っ!!!

恐怖で怯む足を無理やり動かして間一髪、男の子を抱え建物の影に隠れる。

「あれ、見えてる?名前は?」

翔「名前は翔。み、見えてる…なにあのお化け、」

「なんでこんな所にいるのか分からないけど、時間を稼いであげるから早く逃げるんだよ?ここは危ないから」

翔「お姉さんはどうするの?!」

「お姉さんはあのお化けを倒さなきゃ行けないの。大丈夫こう見えても結構強いんだから!!!さぁ、早く行きな!あっちの道から行けば見つかりにくいはず」

そう言って背中を押してやれば急いでかけ出す男の子。

呪霊がそちらの方に気を取られている。

特級に遭遇した時は逃げるか死ぬか。

あの子が居なければ、逃げ帰ることができたのだが、守らないと行けない対象がいると逃げることはできない。

「あぁ!もう!!やってやるわよ!!!!やるしかないじゃない!!」

男の子が逃げていった方を追いかけようとしている呪霊の前に飛び出でる

「か、か、かかってきなさい!ここから先は1歩も通さない!」

足が震える。でもやるしかないのだ。私はこうやって生きていくしかない。

/ 49ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp