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【呪術廻戦】紺碧に沈む

第8章 人魚姫は脚をもらう


夢主side-

清水「到着いたしました。それでは帳を下ろさせて頂きます。ご武運を」

「ありがとうございます!行って来ます!」

清水「闇より出でて闇より黒く、その穢れを禊ぎ祓え」

茜色の空が夜に染まっていく。

私の術式は液体を自由自在に変形させて戦う
(水類操術)

加茂家の赤血操術とだいたい似た感じらしい。実際見たことないけれど、液体がないと戦えないので一応1リットルほど持ち運んでいる。

重いのでは?と思うかもしれないが、便利な呪具があるんだなぁーこれが!

分かりやすく言えばドラ〇もんの四次元ポケットてきな?

素手でも操ることには問題ないが、たまに失敗するため大きな杖を作ってもらった。

魔法のステッキと言えばわかりやすいだろうか?
長さは156cm…私よりでかい。
金ベースで頭の方には花形に開いた水晶が付いている。術式を使用するとそれはそれは綺麗に光るのだ

杖では無くてステッキ、ちょっと大振りだけれど近接苦手なので長めにして間合いを詰めにくくしてもらった。

廃村へ続くであろう獣道をひたすらずんずん入っていく。

(うわぁーいかにも出そうって感じの廃村だな…)

あかん。怖い。帰りたい…。

いやいや、しっかりしないと…。私の存在意義…存在意義…

そうこうしていると呪いの気配。

ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙と気味の悪い叫び声を上げながらこちらに飛びかかってきた。

幸い横に古い井戸があったのでそこの水を使わせてもらう。

杖が光って呪霊を1貫き…。

祓えた…

あれ?おかしい。帳が上がらない?!

なんで?呪霊はさっき祓ったのに…。

いや、これもおかしい。準2級が2級の私にこんなに簡単に祓われるなんておかしい…。

まさかっ!

ばっと後ろを振り返るとさっき祓ったはずの呪霊が
またメキメキと形を形成しだした。

それにこの気配。

「嘘でしょ…。特級…」

あまりの圧に動けなくなる。

ステッキを両手でギリギリと握りしめまとまらない頭で考える。

どうしようどうしようどうしようどうしようどうしよう
考えろ考えろ考えろ考えろ考えろ考えろ考えろ考えろ考えろ考えろ考えろ考えろ考えろ考えろ考えろ考えろ

子供「ひっ!」

声のするほうを勢いよく振り向く。

子供?!なんでよ!ただでさえまずい状況なのに!
この子を死なせてしまう訳には行かない

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