第8章 人魚姫は脚をもらう
夢主side-
記念すべき初任務だ。失敗は許されない。気を引き締めよう
部屋に戻って朝トレでかいた汗を自室のシャワーで流す。
制服に袖を通して、髪を赤色の組紐でポニーテルに結ぶ。
日焼け止めを塗って、硝子と練習したスクールメイクをして完成。
よし、頑張ろう。
一応皆に声をかけて出かけた方がいいのか悩んだ末に、校門前に補助監督さんを待たせているという事で何も告げずに行くことにした。
夜蛾先生から今日送迎してくれる補助監督は清水さんというらしい。
あ、あの人かな?
清水「お初にお目にかかります。清水と申します。初任務責任を持って送迎させて頂きます」
なんかすごい固い人だな…。黒髪センター分けに、メガネだ。
「今日はよろしくお願いします」
頭を下げて助手席に乗り込む。
清水「こちら今日の任務内容です」
「ありがとうございます」
旧○○村
準2級一体を確認。
準2級の祓い任務か…。まぁ大丈夫でしょう
緊張してきたな…。