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患者で幼馴染【恋と深空】

第1章 幼い頃の記憶



「....マヒル...お兄ちゃん」

「落ち着け 」

「やだ 消えないの あの感覚が 気持ち悪くて 怖くて 汚い 私汚いの」

「汚く無い アイツらなんかのために心を失くすな 俺の目を見ろ」
言われた通りに瞳を合わせる
「そう 俺に呼吸を合わせて そう 良い子だ」
言われた通りにすると自然に落ち着いくる

「大丈夫 ...聞きたく無いかも知れないがアイツらはばあちゃんが何とかする。だから気にするな」
そう諭され
「うん」
と答えた

その時prrrrと電話がなりマヒルが出る
「あーレイか 荷物ありがとうな 今出るから」
どうやら呼び鈴が鳴っても応答がなかった様なのでレイが電話をかけてきた様だった
ブチっと切ったマヒルのシャツの裾を掴む
「んっ?どうした?」

「...レイには言わないで...」

「...ん、わかった」
するりと頭を撫でられ荷物を受け取りにいくマヒルを見送る


幸い自傷をする様なことはこれ以降なくなり傷も後には残らなかった

けどそれ以上レイを何処か避ける自分が出来ていた

朝も1人で学校に向かう様になりクラスではそれなりに目立たず普通に目立たない様に生活していった
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